最近、ある記事がトラック業界で話題になりました。 内容を要約するとこうです。 コンビニ配送は長距離トラックより楽 サラリーマンドライバーでプロ意識が低い トラックドライバーから嫌われている しかし、この議論には決定的な問題があります。 それは 「…
――閣議決定された物流効率化法改正が描く、日本物流インフラの次の形 2026年3月6日、政府は 「物資の流通の効率化に関する法律の一部を改正する法律案」 を閣議決定しました。 今回の改正の中心に据えられているのは、 「中継輸送の推進」 です。 長距離輸送…
――ユニバーサルサービスは守れるのか、それとも“物流会社”へ転生するのか 日本郵便が都内で記者懇談会を開き、郵便事業の将来について率直な危機感を示しました。 コロナ禍以降中止されていた懇談会の再開という節目でもありますが、今回の発言から見えるの…
注目特集:CLO(物流統括管理者)完全網羅 2/1(日)~2/8(日)まで連夜更新! 【全8回CLO集中特集ページ】 新着記事 【NX リターンプラス始動 】 ――日本通運は「運ばない時間」を取りに来た。静脈物流は次の主戦場(2026/03/04) 【CLO実践最前線】日本…
NIPPON EXPRESSホールディングスが、顧客のサステナビリティ課題を 「CO2削減」 「資源循環対応」 「安全性・信頼性向上」 「安定供給」 「グローバル戦略」 「物流効率化」 の6つの『課題タグ』に整理し、既存サービスと紐づけて体系化しました。 提案書に…
高市総理が、労働時間規制の緩和検討を指示。 その一方で、厚生労働省の「総点検」調査では、労働者の約59.5%が「このままで良い」と回答し、「増やしたい」はわずか10.5%にとどまりました。 しかも―― 時間外労働の上限(月80時間平均)を超えてまで増やし…
「株価が50%以上下落しても、冷静でいられるよう準備をしておけ」 “投資の神様”と呼ばれるウォーレン・バフェット氏のこの発言が、いま再び注目を集めています。 発言の舞台は、2020年5月のバークシャー・ハサウェイ株主総会。 コロナショック直後、世界が…
国土交通省が、給水人口100人以下となる地域に対し、「分散型水道システム」の導入を促す方針を示しました。 条件は二つ。 ・将来的に給水人口が100人以下になる地域 ・人口1人あたり水道管が30メートル以上ある地域 これは単なる水道行政の見直しではありま…
2026年4月の法改正を前に、特定荷主における物流統括管理者(CLO)の設置が進んでいます。 株式会社Hacobuの調査によれば、特定荷主の76.2%が「選任済み」または「選任予定」と回答しました。 制度は動き始めました。 肩書も整い始めました。 しかし、私は…
2026年3月4日。 NIPPON EXPRESSホールディングスグループの日本通運は、新サービス「NX リターンプラス」を開始しました。 単なる回収輸送ではありません。 回収日時の調整 回収先への連絡・手配 梱包資材の調達 作業確認 到着後対応 進捗管理 請求一本化 回…
――「入荷可視化」は完成形ではない。物流構造を動かせるかが本質です。 経済産業省のCLO事例集では、日本アクセスの取り組みが 「入荷データを軸に、社内外連携で進める物流改善」として紹介されています。 食品総合卸として 全国約500拠点 1日あたり約7,500…
――2026年3月、中東有事は「物流停止リスク」から「国家が介入する物流戦」へ 【中東有事、ついに「空」と「海」が同時に停止】── これは戦争ニュースではなく、物流崩壊のリアル - 物流業界入門 2026年3月。 イラン革命防衛隊がホルムズ海峡の封鎖を宣言しま…
2026年3月。 物流DX企業が、CLO体制構築を支援するサービスを開始しました。 改正物流効率化法の施行を目前に、 荷主企業の“CLO設計不安”を埋める動きです。 結論から申し上げます。 これは良い取り組みです。 私は率直に評価しています。 しかし同時に、私…
── エリア4社体制が示す、重厚長大物流の生存戦略 日鉄物流は、 グループの陸上輸送体制を強化するため、4月1日付で子会社の統合と商号変更を実施すると発表しました。 関西エリアでは、 NSロジ関西 NSロジ大阪 を統合。存続会社はNSロジ大阪ですが、商号は…
島根県松江市に本社を置く 三菱マヒンドラ農機は、 2026年上期をもって農業用機械の生産および販売を終了すると発表しました。 表向きの理由はこうです。 事業環境の変化 収益性と持続可能性の検討 安定的継続は困難 よくある「構造改革の末の撤退」に見える…
引っ越しは、個人にとっての一大イベントであると同時に、 物流・インフラ・行政が一斉に動く「生活物流の繁忙期」でもあります。 その引っ越し領域で、見過ごせない動きがありました。 NTTデータが、 岡山市水道局と連携し、マイナンバーカードを活用した …
テスラのイーロン・マスク氏が 「自動運転が普及すれば住宅価格は下がる」 と発言し、話題になっています。 多くの報道はこれを 「通勤が楽になり、郊外に住めるようになるから」 という分かりやすい文脈で解説しています。 しかし、その理解は表層的です。 …
「自動運転トラックが公道を走った」 この言葉だけで終わらせるなら、 今回の実証実験は“よくある技術ニュース”で終わります。 しかし、 豊田通商 大塚倉庫 西濃運輸 福山通運 この4社が同時に盤面に並んだ時点で、 これは車両の話ではありません。 これは、…
2026年3月2日、盤面は決定的に動きました。 ブルームバーグが報じた通り、 トヨタ自動車グループは 豊田自動織機に対する 株式公開買い付け(TOB)価格を 1万8800円 → 2万600円 に引き上げ。期間は16日まで延長する。 これにより、 米投資ファンド エリオッ…
2026年3月14日、JR貨物が2009年以来、実に17年ぶりとなる通常列車の輸送力増強を柱としたダイヤ改正を実施します。 一見すると「物流2024年問題」を乗り越えるための輝かしい一歩に見えますが、CLOの視点からこの数字を解読すると、全く別の景色が見えてきま…
── 白井市DC訴訟が突きつけた「用途」「コスト」「制度不在」の正体 ※本記事は、当ブログで最も多く読まれている以下記事の続報です。 住宅地×データセンター問題の全体構造はこちら 【緊急考察】データセンターは「倉庫」か?白井市の訴訟が物流業界の常識…
物流改善は「積み方」ではなく「設計」から始まる ── ぼんちに見る、米菓物流の静かな構造転換 「パレット化を進めたら、積載効率が3割落ちた」 現場でよく耳にするこの絶望的な数字を前に、多くの企業は「人手不足だから仕方ない」と諦めてしまいます。 し…
物流の世界では、 致命的なトラブルが起きたあと、必ずこう言われます。 「想定外だった」 「まさか、ここまでとは思わなかった」 しかし本当にそうでしょうか。 人手不足も、地政学リスクも、 インフラ老朽化も、特定ルート依存も、 すべて分かっていた話で…
「危険予知」と聞くと、 多くの人は現場の安全教育やヒヤリハットを思い浮かべます。 しかし、物流における危険予知とは、 フォークリフトの死角や作業手順の話だけではありません。 本質はもっと冷たく、もっと広い。 この物流は、どこで壊れるか どこから…
米国とイスラエルによるイランへの攻撃を受け、 中東を巡る物流は警戒段階を超え、実行段階の停止に入りました。 象徴的なのが、航空と海運という 国際物流の二大インフラが同時に動きを止めたという事実です。 1|航空:中東ハブの機能停止が意味するもの …
「また食品が値上げか」 そう感じる人は多いですが、実は“値上げの正体”はすでに変わっています。 帝国データバンク(TDB)が公表した最新調査から見えてくるのは、 値上げラッシュの沈静化と、 物流費が“主犯”ではなくなった現実です。 1|数字で見る結論:…
日本郵便は2月26日、 4月1日付の役員異動および担当変更を発表しました。 表向きの説明は、 「郵便・物流事業の運営と収益力の立て直し」。 しかし、今回の人事を丁寧に読み解くと、 そこにはもっと切迫したメッセージが透けて見えます。 今回の人事で起きて…
三菱倉庫は2026年2月27日、 4月1日付での機構改革および人事異動を発表しました。 今回の発表の中で、最も象徴的なのは 「電力倉庫事業準備室」を「電力倉庫事業部」へ昇格させた点です。 これは単なる組織名変更ではなく、 電力インフラ向け物流を“準備段階…
物流業務の外注や拠点見直しを検討する際、 「どの倉庫を選ぶか」=「物流の出来を決める」と言っても過言ではありません。 にもかかわらず、 価格だけで決めて後悔した 立地は良いが、融通がきかない EC拡大に対応できず、結局再移転 といった失敗は後を絶…
物流技術管理士は、 物流現場の改善担当者を超えて、 物流を「構造」として設計・説明・提案できる人材を育成する資格です。 単なる知識試験ではなく、 現場・理論・論理構成・説明力まで含めて評価される点に、 この資格の本質があります。 1|物流技術管理…