物流業界入門

物流業界の基礎から最新トレンドまで、現場経験を活かしてわかりやすく解説!

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

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注目特集:通関士完全ガイド 資格取得から実践活用、キャリアアップまで、初心者にもわかりやすく解説! 特集ページを見る 新着記事 【関西物流】 シモハナ物流「高槻第三営業所」稼働で関西食品物流に新たな地殻変動(2025/11/18) 【 TDB考察】企業の「…

【関西物流】 シモハナ物流「高槻第三営業所」稼働で関西食品物流に新たな地殻変動

─ 高槻市に1万6764㎡の次世代低温3PL拠点、業界の“次”を読む ─ 2025年11月17日、シモハナ物流が大阪府高槻市に新設した「高槻第三営業所」が稼働を開始しました。 本稿では、この拠点が関西物流にどのような影響を及ぼすのか、設備・戦略・業界構造の視点か…

【TDB考察】企業の「人手不足」高止まり:TDBデータ(2025年10月)を現場目線で読む

— 今、物流現場が取るべき“実務対応”と経営判断 2025年11月、帝国データバンク(TDB)が発表した調査によると、2025年10月時点で企業の51.6%が正社員不足、28.3%が非正社員不足と回答しました。正社員不足は10月として4年連続で半数超えの高水準が続いてお…

【潤滑油SCM】コスモルブリカンツの物流戦略はなぜ注目されるのか?—他社との比較で読み解く

はじめに:物流危機時代における潤滑油SCMの重要性 物流業界は今、燃料高騰、ドライバー不足、そして「2024年問題」という複合的な課題に直面しています。こうした中、自動車産業や製造業の血液とも言える潤滑油(ルブリカンツ)の安定供給は、日本の産業活…

【求人】好条件のトラックドライバー転職探すならココ

【2025年版】ドラEVERはトラックドライバー転職に最強のサイトです (無料登録で好条件の求人がすぐ見つかる) ▶ 今すぐドラEVERに無料登録する(大型・中型・地場・長距離すべて対応) ※本記事はプロモーションを含みます ※求人の閲覧・応募・登録すべて完…

【物流戦略】専門性×地域性×持続可能性:安田倉庫、帝人物流を完全子会社化

~西日本物流網の拡充と合成繊維・化学品分野の強化~ 発表日 2025年11月14日 概要 安田倉庫株式会社は、帝人グループ傘下の物流会社「帝人物流株式会社」を完全子会社化することを発表しました。帝人物流は、合成繊維や化学品の輸送に強みを持ち、西日本…

【2025年版】ドライバー採用で苦戦している企業様へ

トラックマンJOBは“経験者が集まる”唯一の求人掲載サービスです (月額35,000円〜/最短3日で掲載開始) (採用が進まない企業が増えています。 ※経験者比率8割の求人媒体はこちら) ※本記事はプロモーションを含みます 「広告費をかけても応募が来ない…」「…

【構造改革】改正物流2法が業界にもたらす実務インパクト

背景と目的:物流の“当たり前”が変わる 2024年から2025年にかけて施行された「改正物流2法(流通業務総合効率化法・貨物自動車運送事業法)」は、物流業界の構造的課題に対する抜本的な改革です。 主な課題 ドライバー不足:2027年には24万人の不足が予測さ…

【深掘り】センコーHDによる丸運TOB──化学品物流“最後の牙城”の再編が動き出した日

2025年11月13日、センコーグループホールディングス(以下センコーHD)は、丸運に対してTOB(株式公開買付)を実施すると発表しました。買収額は167億円。 センコーHDの売上高8,545億円(2025年3月期)に、丸運の461億円を単純加算すると、グループ売上はつ…

【特定技能制度の実効性】物流現場での制度活用の成功事例|ウズベキスタン人ドライバー育成から見える未来

はじめに:物流人材不足と制度活用のリアル 2024年3月、特定技能制度に「トラックドライバー」が追加されたことで、物流業界における外国人材の活用が本格化しました。2027年には24万人のドライバー不足が予測されており、制度の実効性が問われている状況で…

【人材戦略】ヤマト運輸、ベトナム人ドライバー500人採用へ

「ヤマト運輸――2027年以降長距離輸送改革の本丸を打つ」 ── 物流業界の構造変化と人材戦略の深掘り考察 はじめに 2025年11月、ヤマト運輸は「2027年からの5年間で、最大500人のベトナム人運転手を長距離輸送部門に採用する」と発表しました。 このニュースは…

【物流自動化の盲点と今後の課題】Amazon茨木倉庫火災の深掘り解説

️発生概要と倉庫の特徴 発生日時:2025年11月11日 午前10時20分頃 場所:大阪府茨木市松下町「Amazon茨木フルフィルメントセンター(KIX3)」 建物構造:鉄筋コンクリート造4階建て、延床面積約6万4000㎡ 稼働開始:2019年 従業員数:出火当時 約370名(全員…

【続報2】 アスクル株式会社「第7報」発表から読み解く物流企業のリスクと対応戦略

── ランサムウェア攻撃/情報流出の実態と物流現場が取るべきアクション はじめに 2025年11月11日付で、アスクル株式会社はランサムウェア攻撃に起因するシステム障害および情報流出に関して、「第7報 正式発表」を公表しました。該当文書は「情報流出に関す…

【物流最新ニュース】南日本運輸倉庫、市川センター開設|首都圏配送と国際物流を担う戦略拠点の全貌

️ニュース概要(2025年11月12日) 南日本運輸倉庫株式会社は、千葉県市川市に新たな物流拠点「市川センター」を開設し、2025年10月1日より稼働を開始しました。本施設は、首都圏エリアの配送強化とグローバル物流対応を目的とした戦略的拠点であり、敷地面積…

【CLO組織の物流改革】ウェビナー開催を多角的に深掘り解説

はじめに 2025年11月20日にロジスティードが開催するウェビナー「CLO組織の物流改革」は、2026年から義務化される CLO(Chief Logistics Officer/物流統括管理者)制度 を見据えた重要なイベントです。本稿では、このニュースを単なる告知に留めず、制度背…

【ハッピーセット物流】笑顔を届ける裏方ヒーロー

※本記事は、マクドナルドの「ハッピーセット」を題材に、 その裏側を支える物流・サプライチェーンの仕組みを 物流業界の視点から解説します。 ハッピーセット×物流|子どもの笑顔を支える“舞台裏”の精密オペレーション 週末、ドライブスルーの列に並ぶ車。…

【義理人情DX②】関西物流に根付く「のれん商売」「義理人情」と帳合文化 ─ DX推進の壁と可能性をさらに深掘り考察

はじめに 2025年11月5日に公開された記事「【義理人情DX】関西物流に根付く商習慣とDXの壁」、関西圏における物流の独特な商習慣──「のれん商売」や「義理人情取引」──がDX推進を阻む要因として紹介されました。 本稿では、この視点をさらに拡張し、関西特有…

【物流革命】ヤマト運輸「即日配送×都道府県別運賃」戦略と競合他社の動向

2025年11月10日、ヤマト運輸が新たに開始した 「宅急便当日配送サービス」 は、物流業界に大きなインパクトを与えています。午前中に預かった荷物を同一都道府県内で当日中に届ける仕組みで、さらに 都道府県別運賃区分 を導入した点が注目されています。 本…

【EV革命】F11VSが物流DX・GXを劇的に変える

フォロフライが「ジャパンモビリティショー2025」で発表した1トンクラスの商用EVバン「F11VS」は、WLTP航続距離479km、先進安全装備や快適性を備え、事業者向け補助金活用で実質的に導入しやすい価格レンジになると報じられている。JMSでの公開は業界に強い…

【自立型ゼロエネルギー倉庫】DXとGXを両立する「ラピュタASRS」が示す物流現場の未来

はじめに:倉庫が「エネルギーを生み出す時代」へ 物流倉庫はこれまで、「モノを保管・仕分けする場所」としての役割が中心でした。 しかし近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)とGX(グリーントランスフォーメーション)が急速に進み、 「エネルギ…

【深掘り考察】2026年燃料税制クライシスと物流業界のサバイバル戦略:国が示す「調整弁」を攻めの経営に転換せよ

キーワード: 暫定税率廃止、燃料費増、運賃転嫁、交付金、2024年問題の「次」 序章:迫り来るコストの波—2024年問題の次は「燃料・税制クライシス」だ 物流業界は今、「地獄の三重苦」に喘いでいます。 「2024年問題」:ドライバーの労働時間規制による運…

【引越し物流】“分業・DX・地域密着”の三拍子が揃い始める

はじめに:引越しは“運ぶ”から“整える”へ 2025年秋、引越し物流の現場では、従来の「一括請負型」から「分業・DX・地域密着」へと大きく舵を切る動きが加速しています。人手不足、価格高騰、繁忙期の受注制限といった慢性的課題に対し、業界各社が打ち出す新…

【続報】アスクル物流障害|第6報から読み解く復旧フェーズと現場の実務対応

2025年10月中旬に発覚したアスクルの大規模システム障害。WMS(倉庫管理/受注・出荷系)へのランサムウェア感染が原因とされ、ASKUL・LOHACO・法人向け物流サービスまで幅広く影響が出ています。 今回は2025年11月6日付の公式発表(第6報)をもとに、復旧フ…

【物流最新ニュース】ヤマト運輸、メルカリとAPI連携|Amazon縮小の過去を経て、EC物流の再構築へ

■ ニュース概要 2025年11月4日、ヤマト運輸株式会社と株式会社メルカリは、法人向け配送サービス「メルカリBiz配送」の提供を開始したと発表しました。 このサービスは、メルカリの法人向けEC支援プラットフォーム「メルカリShops」や「メルカリBiz」と連携…

【義理人情DX】関西物流に根付く商慣習とDXの壁 〜「のれん」と「義理人情」が生み出す強みと限界〜

はじめに|DXが進まないのは技術の問題ではない 物流DX(デジタルトランスフォーメーション)は、国の成長戦略でも重要テーマとして掲げられています。 AI・IoT・自動倉庫・遠隔操作フォークリフトなど、技術革新の話題は尽きません。 しかし、現場を取材し…

【物流業界の人手不足対策】外国人トラックドライバー採用セミナー開催|特定技能制度の光と闇

2024年問題を目前に控え、物流業界では人手不足の深刻化が加速しています。 とりわけトラックドライバーの不足は、2030年には約30万人規模に達するとも言われ、業界全体の持続可能性が問われています。 そんな中、注目されているのが外国人トラックドライバ…

【物流戦略の進化】4PL導入は見極めが大事!現場と経営をつなぐ“次の一手”とは?

物流の現場改善やDXが進む中で、4PL(Fourth Party Logistics)という言葉を耳にする機会が増えてきました。 「3PLとは何が違うの?」「うちの会社にも必要?」と感じている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、4PLの基本から導入のメリット・注意点…

【物流最新ニュース】ヤマトHD、価格改定と国際事業好調で赤字幅縮小|宅配便の適正化が奏功

■ ニュース概要 2025年10月末、ヤマトホールディングス(HD)は2025年4〜9月期の連結決算を発表しました。経常損益は37億円の赤字となりましたが、前年同期の136億円の赤字から大幅に改善しています。 宅配便の価格改定や法人契約の見直し、国際事業の回復が…

【トラック新法】物流現場が押さえておきたい2024年問題の本質

今更気付いたのですがトラック新法についてまだ取り上げてなかったです。 非常に重要なのに抜けていました。 というわけで今日はトラック新法について深堀解説します。 担当の方はチェックリストも活用してみてください。 ■ トラック新法の概要 2025年4月1日…

【NXHD×CBcloud】──物流DX“ラストワンマイル”を制する者が未来を制す

物流業界の構造改革とCVC戦略の本質を読み解きます【2025年11月3日】 はじめに:物流の“最終区間”に起きている静かな革命 2025年11月、NXホールディングス(旧・日本通運)は、配送プラットフォーム「PickGo(ピックゴー)」を展開するCBcloudへの出資を発表…