2026-04-01から1ヶ月間の記事一覧
物流の現場では、日常的にこんな会話が交わされています。 「この荷物、何リューベー?」 「この便、あと何リューベー積める?」 「保管料はリューベー単価で計算します」 一般の方には、あまりなじみのない言葉かもしれません。 しかし、物流業界では極めて…
物流業界では、人手不足と業務の波動性を背景に、 「みなし残業(固定残業代)」を導入している企業が少なくありません。 たとえば、 月30時間分の固定残業代を給与に含める 管理職候補に一定額の残業手当をあらかじめ支給する 配車担当や営業職に固定残業制…
中東情勢が再び、世界のサプライチェーンを揺さぶっています。 ホルムズ海峡――。 世界の原油輸送の大動脈であり、日本にとってはまさに「生命線」です。 その海峡を、出光グループが管理・運航する大型原油タンカー 「IDEMITSU MARU」 が通過しました。 しか…
――神奈川で始まる酒類物流再編と、その先にある“意外な盲点” 2026年6月、 日本の酒類物流において、 ひとつの象徴的な動きが始まります。 サッポログループ物流と キリングループロジスティクスが、 神奈川エリアで共同配送を開始します。 一見すると、 「配…
物流の現場で、 当たり前のように飛び交う言葉があります。 それが、 「バース」です。 しかし、この言葉を本当に理解している人は、 意外なほど多くありません。 物流業界の外ではもちろん、 時には業界の内側ですら、 「トラックをつける場所」程度に捉え…
オンザリンクスと GhostDrift数理研究所が、 AIガバナンスと形式証明技術を活用した 物流証明基盤の構築 に向け、 戦略的パートナーシップを締結しました。 対象は、 まず製薬物流の コールドチェーンです。 これは単なる 物流DXではありません。 物流の価値…
――UAE依存4割超。日本のエネルギー調達は新たな局面へ UAE(アラブ首長国連邦)が OPECからの離脱を決断しました。 このニュースを、 「産油国の政治的駆け引き」と 捉えるだけでは不十分です。 日本にとってこれは、 エネルギー安全保障と物流コストに直結…
――「埋める人材」が増えるほど、構造問題は深くなる ツナググループ・ホールディングスの調査によると、 2026年2月のスポットワーク求人倍率は 3.26倍。 前年同月比で 1.82ポイント上昇しました。 特に物流分野では、 倉庫内作業 軽作業 配送補助 ドライバー…
――物流は「運ぶ産業」から「資本で評価される産業」へ 米アクティビスト、 エリオット・インベストメント・マネジメントが、 NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)の株式を 5.04%取得しました。 保有目的は「投資」。 しかし、 大量保有報告書には こう…
物流業界では 当たり前のように使われる 「パレット」。 しかし、 改めて問われると、 意外と答えに迷う言葉でもあります。 パレットとは何か。 それは単なる 荷物を載せる台ではありません。 物流を標準化し、人手を機械に置き換えるための基盤 です。 言い…
――石油を運ぶ時代から、“止めない供給網”を設計する時代へ 出光興産が、 ベトナムに 約400万バレル規模の原油を供給することが明らかになりました。 しかも注目すべきは、 ホルムズ海峡を通らないルートで調達した という点です。 これは単なる 一企業の調達…
最近、 SNSでこんな投稿が 大きな反響を呼んでいました。 「10トントラックから、 段ボール2000個を ドライバーが一人で手降ろし。 なぜパレットを使わないのか。 荷主が『倉庫に入らない』と断るから。 作業2時間、 運賃には1円も乗らない。 手降ろしを断れ…
東京ガスが、 2026年10月1日から 家庭向けガス料金の基本料金を 月額150円引き上げると発表しました。 基本料金の改定は、 実に1980年以来、 46年ぶりです。 一見すると、 また値上げか という話に見えます。 しかし、 このニュースの本質は 単なる料金改定…
「神戸居留地」。 かつて、 駅前や街角の自動販売機で よく見かけた飲料ブランドです。 大手メーカーの商品より安く、 どこか懐かしい存在でした。 最近は 「見かけなくなった」 と感じる人も多いでしょう。 しかし、 神戸居留地は消えたわけではありません…
物流現場でよく見かけるネステナー。 一見すると、ただの鉄製ラックです。 しかし、その本質は単なる保管棚ではありません。 ネステナーは、倉庫空間を可変化する装置です。 固定ラックが「建築」なら、 ネステナーは「可動式インフラ」。 在庫量、荷姿、季…
アルミ価格の見方が、いま根本から変わろうとしています。 これまで日本企業のアルミ調達は、 LME(ロンドン金属取引所)価格 MJP(対日プレミアム) この2軸でほぼ説明できました。 しかし、 ホルムズ海峡危機によって、 その前提は崩れました。 いま新たに…
――ガソリン170円維持の先で、日本経済は何を選ぶべきか 原油高が続いています。 ホルムズ海峡の緊張は、 エネルギー供給の不確実性を一段と高めました。 日本政府は現在、 ガソリン価格を1リットル170円程度に抑える補助金を継続しています。 家計や企業にと…
――止まったのはホルムズ海峡。しかし、混雑したのはパナマ運河でした ホルムズ海峡の事実上の封鎖が、 世界のエネルギー物流を揺さぶっています。 その影響は、中東だけにとどまりません。 今、異変が起きているのは、 地球の反対側――パナマ運河です。 事前…
――石油を握る者ではありません。“物流と決済”を握る者が世界を動かします 米国が、中国の石油精製大手・恒力石化に制裁を科しました。 理由は、イラン産原油を購入していたためです。 「なぜ中国企業を、米国が制裁できるのか」 多くの方が、ここに違和感を…
――ホルムズ依存の終わりではない。「止まらない設計」の始まりである 中東情勢の緊迫が、 ついに日本のエネルギー物流を直撃しました。 コスモエネルギーホールディングスは4月24日、 米テキサス州から原油を調達すると発表しました。 理由は明快です。 ホル…
── これは単なるモーダルシフトではない 2026年5月、 鉄スクラップ輸送に新たな転換点が訪れます。 JR貨物、JR貨物ロジ・ソリューションズ、 東京製鉄、マルストランスポーテーションの4社が、 鉄スクラップ輸送の一部を トラックから鉄道へ切り替えます。 …
――「ホルムズ依存」からの脱却。物流が国家を守る時代へ ── これは単なる原油輸入ではない 2026年4月、 日本とメキシコが重要な合意に達しました。 メキシコは日本に対し、 100万バレルの原油を供給します。 一見すると、 単なる資源取引に見えるかもしれま…
■ ── 何が起きたのか まず、今回の出来事を時系列で整理しましょう。 ▶ 2023年 ヤマト運輸は、委託契約ドライバーとして稼働していた 「クロネコメイト」の業務体制を見直しました。 この見直しにより、 一部の委託ドライバーは契約終了を余儀なくされました…
── 見るべきは「ラベル」ではありません 経済産業省が、 ラベルレスPETボトルの対象を 箱売りからばら売りへ拡大する方針を示しました。 2027年にも実現する見通しです。 一見すると、 環境政策 プラスチック削減 リサイクル促進 に見えます。 もちろん、そ…
── また一つ、世界は“信頼圏”で再編される 日本とオーストラリアが、 5月上旬の首脳会談に合わせて経済安全保障に関する共同宣言を打ち出す事が明らかになりました。 一見すると、 外交 資源協力 対中牽制 に見えるかもしれません。 しかし、物流視点で見る…
―― 「作れるのに届かない」から「作れなくなる」へ。フェーズは確実に進行している 2026年4月、日本の石油化学産業の心臓部から、かつてない悲鳴が聞こえています。 エチレンセンターの稼働率、68.6%。 戦後最低水準を更新し続けるこの数字は、もはや単なる…
── また安全対策か?で終わらせてはいけない 国土交通省が打ち出した 「事業用自動車総合安全プラン2030」 それを受けた全日本トラック協会の業界版プラン。 ・事故削減目標の再設定 ・飲酒運転ゼロ ・追突事故の重点対策 ・ICT/自動運転の活用 一見すると…
――値上げの本質はインフレではない。「運べないリスク」の価格化です ■ ── 業績悪化の正体は“販売不振”ではない イラン情勢の緊迫化。 各業界から聞こえてくるのは、 コスト増 供給網の混乱 消費者心理の悪化 しかし、これを単なる「景気の悪化」と捉えるの…
── エネルギー転換の“理想と現実” 中東情勢の緊迫化。 その中で改めて注目されるのが、 洋上風力=国産電源 ・有事に強い ・脱炭素に貢献 ・大量導入が可能 一見すると、理想的な解に見えます。 しかし現実はどうか。 ・工事費は2〜3倍に高騰 ・大型案件から…
―― 不足ではない。ズレているだけです ── なぜ、いつも足りないのか 現場ではこう言われます。 ・トラックが足りない ・ドライバーが足りない ・在庫が足りない しかし、本当にそうでしょうか。 物流の問題は“不足”ではありません “ズレ”です ■ 結論 ── 物流…