【物流DX×課題解決】CREが「ユアロジ」をリニューアル｜物流不動産から“課題起点型プラットフォーム”へ進化

2025年10月8日、物流不動産大手のCRE（シーアールイー）は、物流課題解決型ソリューション検索サイト「ユアロジ（YourLogi）」をリニューアル公開しました。
従来の倉庫検索サイトの枠を超え、物流課題を起点にソリューションを探せる“課題解決型プラットフォーム”として再設計された点が大きな特徴です。

本記事では、「ユアロジ」の機能・設計思想・業界への影響を深堀し、意外な視点として“物流メディア化”の可能性まで解説します。

✅ ユアロジとは？CREが提供する物流課題解決サイト

「ユアロジ」は、CREが運営する物流ソリューション検索サイトです。
今回のリニューアルでは、以下のような機能強化が行われました：

主な特徴

物流課題から逆引きできる検索UI（例：在庫管理、共同配送、BCP対応など）
キーワード入力による関連ソリューションの自動抽出
ページ構成のシンプル化と直感的な導線設計
資料ダウンロードまでのスムーズな遷移設計
物流インフラプラットフォームとしての情報集約性

📌CREは「物流課題を解決するための入口」として、ユアロジを再定義しています。

🧠 UI/UX設計の進化｜“検索”から“導線”へ

従来の物流サイトは「倉庫を探す」「立地で絞る」など、物件起点の設計が主流でした。
ユアロジはそれを逆転し、課題起点でソリューションにたどり着く設計に刷新されています。

UI/UXのポイント

項目	内容
検索窓	キーワード入力で関連ソリューションを自動表示
ページ構成	シンプルなカテゴリ分け＋直感的な導線
操作性	スマホ対応・資料DLまでのステップ短縮
情報設計	ソリューションの概要・導入事例・関連リンクを集約

例：ユーザーが「共同配送」と入力すると、関連する倉庫・配送事業者・導入事例が一覧表示される

📦 CREの戦略意図｜物流不動産から“課題解決業”へ

CREはこれまで、倉庫開発・賃貸・管理を中心とした物流不動産事業を展開してきました。
ユアロジのリニューアルは、CREが“物流課題解決業”へと事業領域を拡張する意思表示とも言えます。

背景にある業界変化

物流2024年問題による構造的課題の顕在化
倉庫単体ではなく「ソリューションとしての物流」が求められる時代へ
物流DX・GX・BCP・人材不足など、課題が複雑化・多様化

CREは「倉庫を貸す会社」から「物流課題を解決する会社」へと進化を図っています。

🔍 意外な視点：ユアロジは“物流メディア”になり得るか？

ユアロジの設計思想は、単なる検索サイトではなく、物流課題に関する情報を集約・発信するメディア的機能も備えています。

メディア化の可能性

機能	メディア的価値
課題別カテゴリ	読者ニーズに沿った情報設計
導入事例紹介	実務者の参考になるストーリー性
資料DL	CV導線としてのコンテンツマーケティング
UI設計	読者体験を重視したナビゲーション