物流業界入門

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【実務用】取適法を踏まえた価格改定説明テンプレ

――荷主説明・協議時の基本構成(話法+文書)


① 導入(前提共有)

本日は、2026年以降の制度変更を踏まえ、
物流コスト構造の変化と、今後の取引条件についてご相談させていただきたく存じます。

今回の件は、当社独自の事情ではなく、
GX政策・排出量取引といった制度起因の影響によるものです。


② 原価増加の理由(感情論を排除)

今回の原価増は、

  • 効率低下
  • 人員不足
  • 現場努力不足

といった要因ではなく、

制度導入により発生する、不可避の原価要素

によるものです。

特にCO₂排出量が、直接的なコスト評価対象になった点が大きな変化です。


③ 当社の自助努力を明示

当社としても、

  • ルート最適化
  • 積載効率向上
  • 設備・車両改善

など、可能な限りのコスト抑制策を講じています。

しかしながら、これらの努力のみで全額吸収することは困難な状況です。


④ 取適法上の位置づけを明確化(盾)

2026年施行の取引適正化法では、

制度起因の原価増を一方的に物流事業者へ負担させる取引は
不適正取引と評価される可能性

が明示されています。

そのため、本件は「お願い」ではなく、
法制度に基づく協議事項として整理させていただいております。


⑤ 協議提案(選択肢を出す)

以下のいずれか、または組み合わせについてご相談させてください。

  • 運賃条件の一部見直し
  • GX由来コストの別建て整理
  • サービス水準(納期・頻度)の再設計
  • 共同配送・集約化の検討

⑥ 結論(対立構造を避ける)

当社としては、

御社の事業継続を支える物流を、将来にわたって維持すること

を最優先としています。

そのためにも、
一時的な価格論ではなく、持続可能な取引設計として、
ぜひ前向きな協議をお願いできればと存じます。


以上