物流業界入門

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【物流は"海外へ運ぶ"だけではない。日本企業が世界で売るための仕組みを支えるECMSジャパン】

ECMSジャパンは2025年6月16日、日本貿易振興機構(JETRO)が実施する「ジェトロ越境EC支援事業パートナー」に3年連続で認定されたと発表しました。

この制度は、海外へ商品を販売したい日本企業に対し、越境ECに関する専門知識や実績を持つ企業をJETROが認定するものです。認定企業は、企業の課題に応じて物流やEC運営などを支援します。

一見すると、

「物流会社が認定された」

というニュースですが、

私はもっと大きな意味があると考えています。


越境ECとは何か?

まず、

「越境EC」という言葉は少し難しく聞こえます。

簡単に言えば、

インターネットを通じて海外のお客様へ商品を販売することです。

例えば、

・日本のお菓子

・化粧品

・サプリメント

・アパレル

・雑貨

これらを海外の消費者がネットで購入し、

日本から発送する。

これが越境ECです。

近年では、

AmazonやeBay、自社ECサイトなどを活用し、

中小企業でも世界中へ商品を販売できる時代になっています。


しかし、売ることより難しいのは「届けること」

海外販売というと、

多くの人は

「英語」

「広告」

「マーケティング」

を思い浮かべます。

しかし実際には、

商品を確実に届けることが最も大きな壁になります。

例えば、

・国ごとに異なる通関ルール

・輸入禁止品目

・関税や税金

・配送日数

・破損リスク

・返品対応

・配送コスト

これらを一つ一つ管理しなければ、

海外販売は成り立ちません。

つまり、

越境ECとは、

「ネットショップ」

ではなく、

国際物流そのものなのです。


ECMSジャパンは何をしている会社なのか

ECMSジャパンは、

こうした越境EC物流を専門とする物流企業です。

企業から商品を預かり、

輸出に必要な手続きを行い、

各国の物流ネットワークへ接続し、

海外の購入者まで商品を届けます。

さらに、

配送状況の追跡や通関対応、

各国の配送会社との連携なども担っています。

つまり、

企業は商品づくりや販売に集中し、

物流はECMSジャパンが支える。

そんな役割を果たしています。


JETROが評価しているのは「運ぶ力」だけではない

今回認定された理由として、

越境EC物流を通じて日本企業の海外販路開拓を支援してきた実績が挙げられています。

これは、

単純に配送が速いという話ではありません。

海外販売では、

国ごとの制度変更や物流環境の変化に対応しながら、

企業が安心して輸出できる仕組みを提供することが重要になります。

物流会社も、

今では"輸送会社"ではなく、

海外進出を支えるパートナーとしての役割が求められていることが分かります。


■ まとめと考察

私は以前から、

物流は

「モノを運ぶ仕事」

ではなく、

市場と市場をつなぐ仕事だと考えています。


日本には、

世界で評価される商品が数多くあります。

しかし、

良い商品があっても、

海外へ安全に、

確実に、

適切なコストで届けられなければ、

その価値は世界へ届きません。


つまり、

輸送できない商品は、

存在しないのと同じです。


物流は、

商品が売れた後に始まる仕事ではありません。

物流があるから、

世界へ販売できるのです。


近年、

日本では人口減少が進み、

国内市場だけでは成長が難しい企業も増えています。

だからこそ、

海外市場へ挑戦する企業は今後さらに増えていくでしょう。

その時に必要なのは、

商品力だけではありません。

世界へ届ける物流力です。


私は今回の記事から、

物流会社の価値が変わり始めていることを感じました。

これから物流は、

「運送会社」ではなく、

企業の海外戦略を支えるインフラとして、

ますます重要な存在になっていくのではないでしょうか。