本日、Merkmalで寄稿した記事が公開されました。
▼記事はこちら https://merkmal-biz.jp/post/117360
今回の記事では、茨城乳配(茨城県水戸市)への取材を通して、
「これから物流会社は何で競争するのか」
というテーマを掘り下げています。
共同配送の記事ではありません
一見すると、
「共同配送を紹介した記事」
に見えるかもしれません。
しかし、私が本当に伝えたかったのはそこではありません。
2024年問題を境に、
物流会社の競争軸そのものが変わった
ということです。
昔は「運ぶ能力」が競争力だった
これまでは
・車両台数 ・運賃 ・配送スピード ・倉庫規模
こうした"物量"が競争力でした。
しかし輸送力不足が始まった現在、
荷物を運べる会社よりも
「選ばれる会社」
が強くなっています。
茨城乳配が売っているのは共同配送ではない
今回の取材で印象的だったのは、
共同配送そのものは売上全体の約1割しかないことでした。
それでも続ける理由は
「共同配送がお客様との入口になるから」
ということ。
共同配送で信頼を得る。
↓
物流センター運営を任される。
↓
チャーター輸送も任される。
↓
物流改善の相談も来る。
つまり共同配送は
営業ツール
でもあるのです。
ここが非常に面白い部分でした。
「物流情報」が営業になる時代
吉川社長がおっしゃっていた言葉で印象的だったのが
おせんべいを持って営業に行くのではなく、 物流の情報を持って行く
という話です。
物流会社が荷主へ
・法改正情報
・改善事例
・他社の成功例
を提供する。
そうすると
「運送会社」
ではなく
「物流パートナー」
になります。
この発想は今後さらに重要になるでしょう。
人材定着も物流DXの一つ
記事では
新入社員定着率95%
という数字も紹介しました。
しかし重要なのは数字ではありません。
その裏には
・1対1面談
・価値観共有
・心理的安全性
・組織文化づくり
があります。
DXというと
AI
システム
自動化
ばかり注目されますが、
人が辞めない仕組みも立派なDXです。
私が一番感じたこと
今回の取材で一番感じたのは、
物流会社は
「運送会社」
から
「物流課題を解決する会社」
へ変わろうとしていることでした。
その変化を最も象徴していたのが茨城乳配だったと思います。
設備は真似できます。
システムも買えます。
しかし
荷主との信頼関係
社員との信頼関係
地域との信頼関係
だけは簡単には真似できません。
これから物流会社の競争力になるのは、
まさにそこなのだと改めて感じました。
今後も取材を通して、
ニュースだけでは見えない
「物流の構造変化」
を発信していきます。